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作品サムネイル 作品名・時間・作者名・年齢・居住地 作品概要
優秀作品賞

ビデオ大賞

四世代を生きる
16分14秒
藤井 喜郎 71歳 神奈川県
田舎に住む義母を丁寧に撮り続けた作品。自家栽培の野菜料理を帰省した家族たちに振る 舞い、地域の行事、趣味などを楽しんでいた母も老齢化し、一人暮らしが困難になってくる。都会に住む現況を含めて、高齢化した日本が見える。
優秀作品賞

ビデオ大賞

Jack in Harlem
20分00秒
佐藤 公昭 37歳 東京都
ハーレムで出会ったジャックとその家族。何気ない日常を通して浮かび上がってくる閉鎖 的な社会環境。ドミニカ人のプライドを持つ純真な少年も成長するにつれ、犯罪に染まる可能性を秘めている。ジャーナリストとは違った作者の浮遊感 が異色。
優秀作品賞

ビデオ大賞

コラージュルー ジュ
7分10秒
田 涼平 三好 萌加 19歳 京都府
このコマ撮りアニメのようにパソコンの表現が手軽 に可能となった。実写からプリントを 起こし、切り張りして実写と合成するなどである。モチーフは女の子のポートレートだが、工夫と創意に満ちて楽しんで制作していて、若者の感性が溢 れている。
優秀作品賞
国労バッジははずせない!
−辻井義春の闘い−

19分54秒
湯本 雅典 55歳 東京都
JR社員の辻井さんは一人で小さな国労バッジ着用を続け、多くの勤務停止の処罰を受け て来た。バッジに何故拘るのか、その想いを取材していくと反骨の活動に、家族たちの理解が大きな支えとなっていることを知る。家族のインタビュー が光る。
優秀作品賞
アザラシに揺れ る村
16分32秒
稚内北星学園大学(代表 牧野 竜二) 北海道
抜海漁港に出現したアザラシの群れ。身近に見られる珍しさが受け、観光バスも押しかけ など、新たな観光資源として注目されているが、一方魚を食べられる甚大な漁業被害が起きている。アザラシとの共存のありかたを探ろうとしたリポー トが魅力。
優秀作品賞
the Reverberation
16分43秒
高木 臣太郎 22歳 滋賀県
祖父の死から始まる葬儀のセレモニーを記録した鎮魂歌である。私的な表現、例えばク ローズアップされたサイズ、編集で加工したスーローモーション、モノクロ画像、黒味の多様、音声の意味不明な響きは、幼子の記憶と似ていて興味深 い。
優秀作品賞
マロくんありがとう
19分42秒
小田 忠男 65歳 山口県
長年飼っていた愛犬マロが交通事故で死んだ。生前のマロと家族の記録を織り交ぜ、作者 の深い悲しみを表現しようとしたもので、様々なエピソードを通し、作者の情的な想いが伝わる。雄弁とは異なった訥弁(とつべん)の魅力ともいえ る。
優秀作品賞
W.C. (water circulater)
12分25秒
わにたこす(金川 貴子) 35歳 滋賀県
水を描いたイメージドラマ風のアート作品。起承転結のストリーではなく、撮影、 編集しながら次々と循環風にイメージを連想展開していくつくり方である。ペルーでのパフォーマンスから始まり、水田での田植え、湖水循環員の水撒きの仕 事と循環は続く。
優秀作品賞
SHODAN〜 障害者ボランティア集団〜
10分06秒
おおさか行動する障害者応援センター(代表 梅田 純平) 大阪府
大阪に住む3人の障害者のボランティア活動奮闘記である。駐輪禁止、道案内、バス停で 妊婦さんに車椅子に座ってもらうプロジェクトを展開する。笑いと明るさが魅力。コミカルな演出と出演者の自然体の演技が素晴らしい。
優秀作品賞
うまい野菜を食べよう!
11分40 秒
板橋区立志村第二中学校 総合科学部(代表 奥山 彩音) 東京都
中学校科学部では光合成、炭、微生物による水草を作る栽培法(成金)を行ってきた。こ の方法で、 小松菜を育て、スーパーで購入したものと比較してみると、うまみ味に格段の差があることがわかった。大勢の人に食べ比べをしてもらう人 工肥料に対する警告実証作品。
優秀作品賞
土俵
9分56秒
平野 隆弘 71歳 埼玉県
大相撲の陰にある大相撲の土俵造りを選んだのはとても新鮮である。協会の許可を得て 40人の呼び出し人たちが数日をかけて完成させた記録は興味深い。旧土俵の解体も含め、丁寧な手の感触の作業が神聖な土俵を造り上げることを知っ た。
優秀作品賞
何時か家族に
18分47秒
吉野 和彦 48歳 長野県
作者は趣味の登山ビデオとアメリカに住む家族への想い、孤独感を秘めて制作してきた。 この作品では数年かけてやっと撮影できた「影槍」と家族の帰省を重ねようとした労作である。大変切なく思えたが、再会した妻のジャンプショットで ある。
優秀作品賞
引き裂かれた私たちの歌
16分10秒
長野県松本筑摩高等学校 放送部(代表 小池 優理子) 長野県
学校でカラオケを音楽授業で採用を願う作品だ。カラオケ文化、日本の音楽授業の変容な ど実に様々な観点から取材し、アンケート、アニメを織り交ぜながら授業実現を迫っている。高校生たちがカラオケの授業を試しで行い、成果を示すと もっとよかった。
優秀作品賞
栄子〜70歳〜
3分00秒
大井 貴之 38歳 北海道
38歳独身馬鹿息子の誘いで故郷を訪れた母親のキャラクターが魅力だ。幾つかの病気を 抱えているが、ヘビースモーカーでもある。不良母は息子のカメラによって次第に快活になっていく。撮影場所を変えながら様々な自分史エピソードが 語られていく。
優秀作品賞
俳句の中の蛙た ち
2分54秒
姫路市立菅野中学校 生物・理科研究班 兵庫県
中学校理科部が文学と生物を結び付けて研究しようとする姿勢を評価したい。俳句に登場 する蛙が何蛙なのか考えたこともなかった。蛙が相撲を取るとはどういったことなのか興味深い。このことはトンボなど探求が続くテーマである。
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