ピノキオは鏡の国へ

前作「ピノキオは死を夢みる」を書けた事が、この「鏡の国へ」に繋がります。主役は映画オタクのヒロインに代えました。 映像が持つマインドコントロールやプロパガンダが今回のテーマです。ジャーナリストの下村健一さん、筑紫ゆうなさんとお酒飲んで。 「津田さんのコマーシャルなんか、プロパガンダの典型ですよ」と下村さんに突っ込まれました。「そうなんですよね、だから書けました」 と答えました。「鏡の国」は「映画の国」です。ワンクールで上書きされる生業コマーシャルでは、結局代表作など出来ませんでした。 この小説が代表作とは言えませんが、生きて来た証にはなりそうです。キューブリックやヒッチコック、好きな映画人たちが重要な役回りで登場します。 彼らの声はもちろん創作ですが、彼らの映画を知っている人は納得されると思います。とにかく書いてて楽しかったです。 ぜひ一読して下さい。映画の秘密をご堪能ください。

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TVF理事 津田ゆうじ


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