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作品サムネイル |
作品名・時間・作者名・年齢・居住地 |
解
説 |
18100
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【あめぴょん】飴とコミュニケーション
〜伝統飴細工とは〜
5分05秒
西村晴子 45歳 神奈川県
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東京・千駄木にある大変珍しい飴細工専門店「あめ細工吉原」を取材。飴細工は江戸時代からの歴史がある。行商で商売をしていた歴史を
打ち破り、日本初の常設店舗だ。熱して柔く溶けた飴から3分で形作るパフォーマンスと様々な動物たちが人気だ。中でも店のオリジナルは
“あめぴょん”女性飴細工師の加藤妹子さんは美大で、ガラス工芸を学んだと言う。その醍醐味を語る。
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18099
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障害犬と家族になるということ
6分30秒
西村晴子 45歳 神奈川県
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メディアビジネスコンサルタントの松永エリック・匡史さん家族が飼っているダックスフントのダッコちゃんは脳障害を持っていて、きち
んと歩くことはできない。保護団体から引き取ったときは立ち上がることもできなかったと言う。今は家族が身体を支えると自分で食事ができ
るまでになった。松永さんは保護団体からは併せて3匹引き取っている。家族への取材を通して、保護を必要としている命に向き合う心の絆を
考える。
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18098
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男のロマン ~私のこだわり~
7分10秒
山内節美 70歳 東京都
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作者がキムチに興味を持ったのは1985年出張で韓国へ行ってから。すっかり好きになった。帰国して食べると味が違う。15年後51
歳になってキムチを作ろうと思い立った。初めの頃、漬けたキムチを味見した友人たちは手厳しい。以後15年間つくり続けている。この作品
は完成するまでの激辛キムチづくりの日記だ。こだわりがあり、試食の友人たちからは評判がいいが、肝心の妻は無関心で拒否、その対比が男
の身勝手を表している。
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18097
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春を待つ
14分00秒
岩下善二 73歳 広島県
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2016年2月梅の花を撮影しながらやがて咲く桜を楽しみしていたが、突然倒れ、救急搬送され、ガンだとわかり、手術。意識を回復
し、暗黒の中最初に見えたのは覗き込む妻の顔だった。自分の置かれている状況をまだ理解できなかった。意識が戻らなければ死んだと言うこ
となのか。高熱が続き、朦朧とする時間が多い。妄想と幻影が現れる。薬の影響で譫妄(せんもう)が原因らしい。入退院の一年に及ぶ療養生
活を語る。
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18096
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男体山仙人
20分00秒
石川勝 63歳 栃木県
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人は何故山に登るのだろうか。佐野市に住む田名網忠吉さん89歳は日光男体山(2486m)に登り続けている人だ。これまで1222
回登拝を重ねて来た。2014年8月登山に同行した。体調は良くないと言うが、笑顔一杯である。田名網さんとの出会いは21年前、それ以
来の交友である。62歳の時100回登頂を達成、その後ピッチが上がって1日2回登ったこともあった。80歳で前人未到の1000回。2
年前患った脳梗塞の後遺症を克服して、この日大勢の人たちの笑顔と出会いながら、見事1223回の登頂を達成出来た。
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18095
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F氏の認知症予防
19分03秒
福住尊眞 76歳 岐阜県
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F氏は車を運転中に夜道を迷ってしまったが、道を聞いて無事帰ることができた。以前にも瞬間的居眠りで接触事故を起こしてしまったこ
ともあり、その後いろいろ設備を取り付け安全運転に徹している。妻に先立たれ、後期高齢者になり、認知症の恐れを感じたF氏は様々なこと
を実践している身辺を紹介する。脳トレ、睡眠時間の確保、膝痛予防の運動、速歩、料理はファーストフードを避け、細心の注意を計る。様々
な福祉の講習会に参加するようになった健康生活を送っている。 |
18094
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コウノトリか? ケッコン サギか?
10分43秒
浜田晃自 41歳 東京都
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メルヘンドラマ。結婚した友人から赤子の写真を見せられ、家に帰ると同居している母親から“誰かいい人いないのか?早く結婚しろ”と
嫌みを言われた。テレビでは野鳥が巣づくりの番組をやっている。小屋太郎は家を出る決心をする。どうするのか。田園の中に彼はスコップを
担いで現れる。森で土地を耕し始める。何を始めるのだろうか。整地し土台を作り、材木を運び、家を1人で建てたのだ。完成した家の壁に
「花嫁募集」の張り紙。すると通りがかりの女性が。
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18093
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あかねっ子の いもほり会
4分10秒
岡野重和 84歳 石川県
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今年もあかね保育園が誇る体験学習を撮影した。この作品は副園長さんに編集したビデオを見て貰い、観ながら解説を入れるやり方だ。5
月14日JAの職員に芋の苗の植え方を教わった。植えた後、水やりを続けて収穫の日を楽しみにしていた。3歳、4歳、5歳児の94人が参
加し、共同体験の楽しさを味わった。後日この日の模様を絵に描き、公民館文化祭で地域で見て貰った。次は採れたてのサツマイモを焼いて皆
で食べる催し。美味しそう!
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18092
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地域の先生 奮闘記
8分30秒
岡野重和 84歳 石川県
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石川県松任市に住む田中勇さんは地域の先生だ。高齢者と子どもたちが合同で行う地域歴史探訪会の解説を担当している。世代を超えたふ
れあいを通しながら、子どもたちにも肌で地元を知って貰いたいという田中さんの発案で計画された。田中さんは若い時から地元の歴史の調査
研究を続けて来られ、古希70歳の記念に自費出版で「松任歴史民俗拾遺抄」をまとめられた。地域の歴史を詳しく伝えたいと言う想いが出版
となった。
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18091
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The Heritage 遺産
20分00秒
MR.WORRAWUT LAKCHAI
38歳 タイ王国
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ドローンを駆使したアクションドラマ。タイ北東の州でギャングの盗んだ骨董品の捜査を担当した警官の物語だ。彼は空港に着くと任務地
で活動を開始する。ギャング一味は遺跡の盗掘を行い、古い土器を海外のコレクターに売りさばくのだ。彼らの犯行が明るみになるが、逮捕寸
前で逃げられてしまう。サッカーの試合会場で犯人の手下を見つけ、追跡が続く。水上の追跡劇が圧巻。犯人逮捕後のバカンスが楽しい。
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18090
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ある学生の視点
車いすから見上げた世界
19分41秒
東京大学情報学環
メディアスタジオ実習C班
東京都
※Web公開不可なので紹介のみです。
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現役東大生で脊髄性筋萎縮症という障害をかかえる男子学生。電動車椅子からの視界は狭い。彼は東大で一番クレイジーな授業と呼ばれる
ゼミ「障害者のリアルに迫る東大ゼミ」の運営に関わっている。そうした彼の周りに何故人は集まるのだろうか。彼の人としての魅力はどこか
ら来るのか。授業や休み時間、ゼミの様子など大学生活に密着。その理由を探ろうとした。
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18089
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Radio JAPAN
20分00秒
ARTLiVERS 神奈川県
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映像を背景に、生演奏、歌、ダンス、バレエ、ファッションショー、ボディーパーカッション、などの演技や作品が一つの空間の中で複合
的に表現した総合舞台芸術をアートライブと呼ぶ。短縮版。ラジオのDJ電子郎は愚行がたたり、死を宣告された。来世でもAIKOに会える
ように善行を行うと、運命が変わってしまう物語だ。人類にとっての幸せとは何かを問題提起している。
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18088
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「見附と満蒙開拓団」
~わたしのまちの記憶~
16分38秒
亀山咲 笹川拓真 若山真生
敬和学園大学 新潟県
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地元見附市で「見附と満蒙開拓団」の展示が行われることを知った作者。父から故・祖父が10代、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に
行ったことを知る。食糧難で政府の誇大広告に釣られての行動だったようだ。習字の鈴木先生が満州引き揚げ者であることを思い出した作者は
先生の友達を交えて満州開拓団の話を取材する。言葉がわからない満州人に虐められ、引き揚げ時には冬、凍った河を逃れた話など凄惨なエピ
ソードが続く。「満州開拓史」をまとめた高橋さんに時代背景の話を聞くことができた。
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18087
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真夜中のきょうしつ
16分30秒
松本日菜子 上智大学水島ゼミ
22歳 東京都 |
毎週土曜日夜若者たちが新宿駅に集まるのは路上ホームレスボランティアの“スープの会”だ。作者はこの活動に関わりながら自問自答す
る心の想いを綴る。住む家や食べ物を持っていないホームレスへの「支援」とは何かを考え、当初は「与えるもの」と考えていたことが、実は
次第にホームレスの人たちからたくさんのことを“与えられる”ことに気付く。次第に心の垣根が外されて行くプロセスが興味深い。 |
18086
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満州避難日記~309日間の逃避行~
19分59秒
北海道旭川工業高等学校
KBS旭工放送局 北海道 |
戦争秘話。中国北東部にあった満州は満州事変(1931)後日本政府の傀儡でできた国だ。満鉄など企業や開拓団が海を渡たり、満州人
と一緒に建国に就いた。しかし1945年日本は敗戦となり、急遽引き揚げざるを得なかった。終戦直前ソビェト軍が侵攻してくるという情報
が伝わって、旭川出身の幼かった眞野満男さんが住んでいた開拓の村も集団避難を始めたが、やっと日本の土を踏んだのは309日後。引き揚
げの過酷で凄惨な状況を当時の日記をもとに検証する。
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18085
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真夜中のサプライズ
6分45秒
高上雄太 22歳 東京都 |
ホラードラマ。妻を亡くした独り身の夫は、真夜中に深酒で居眠りをしていた。点けっぱなしだったテレビの番組が終了し、カラーバーに
なったとき、画面にはいる筈のない人影が映っていた。やがて夫が妻の呼び声で目を覚ました時、毛布がかけられ、テーブルのアルコール類の
空き缶やグラスは綺麗に片付けられていたのだ。台所で、いっぱいの水を飲みながら生前妻が対応してくれたことを思い出す夫。亡き妻の亡霊
は今でも最愛の夫を忘れられないのだ。
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18084
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百年の杜 -生き方が語るNGO-
15分28秒
後藤亮介
法政大学 国際文化学部 松本ゼミ
22歳 神奈川県
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NGOスタッフの生き方を考えようとする作品。横須賀市内の居酒屋「百年の杜」店主松尾康範さんは地産地消や有機野菜などの食材に拘
りがあり、丸ごと調理する。彼は以前タイ東北部の農村で活動するNGO職員の1人であった。一見業種は違うようだが、実は人を結びつける
コミュニティづくりなのだ。タイでは村と市場をつなぐ活動をして来たが、現在も居酒屋での料理と集まって来る人々を通して、又は大学での
講義、タイの農業研修生に、生産者と消費者を結集しようとする“国際協力”を実践中なのだ。
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18083
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今日もあなたと一緒に。
18分00秒
向島櫻 / 津田真由子 / 栗原海柚
上智大学 水島ゼミ 東京都
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数奇な人生についてのリポート。1995年、東京メトロで、オウム真理教が起こしたサリンを使用した同時多発テロ事件で、死者を含む
多数の被害者を出した。乗客および駅員ら13人が死亡し、約6,300人が重軽傷を負った。地下鉄サリン事件だ。営団職員であった夫を
失った妻高橋シズエさんは平凡な主婦から被害者の会の代表世話人として活躍されたが、彼女のプライベートな側面に密着し、夫の面影と共に
42年間過ごした北千住の街を辿り、人間として、母としての魅力を引き出した。
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18082
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ちゃーがんじゅう
~働くことは楽しいこと~
15分19秒
城福 るみな 石川 奈津美 向島 櫻
上智大学 水島ゼミ
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NPO法人ナカヤは沖縄県那覇市にある障害者の就労を支援する組織だ。所長の屋富祖忠治さんを中心に障害を持っていても地域社会が生
活の場となっていけるように、対応した開かれた場所づくりを進めている。“働くことは楽しいこと”と語るナカヤの活動に密着した。
この日は章さんを中心に蜂の巣箱づくりが最初の仕事。こちらはビーズによるストラップづくり。一段落すると三線教室が始まった。イベント
のためのダンスの練習も披露もあり笑いの絶えない空気で溢れている。 |
18081
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米軍が遺したガラスから
12分00秒
池邉優輝 栗原海柚
小波津晴香 窪田悠
上智大学 水島ゼミ
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琉球ガラスは分厚く独特の味わいを持つガラス製品だが、その始まりは戦後にまで辿り、当時物資不足のため、沖縄の米軍基地から捨てら
れたコーラやビールの空き瓶を溶かして再利用したという。本島の真ん中に位置する読谷村にあるガラス工房“雫”で制作に励むのは兼次直樹
さん。工房の隣のギャラリーには直樹さんの作品がずらり並んでいる。ガラスづくり体験と想いを取材。
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18080
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忘れられない、あの夏
—米軍機墜落事故と沖縄の今—
11分20秒
渥美祐里子 石井里歩 津田真由子
上智大学 水島ゼミ |
沖縄には沖縄本島総面積の15%を米軍基地が占めている。58年前,1959年に起こったうるま市立宮森小学校での米軍機墜落事故で
は大惨事となり、小学生11人を含む18人が犠牲となった。教員だった伊波さんが悲惨さを語る。この時の被害者である妹さんにも話を聞い
た。その後も事故が起きているが、基地が沖縄の生活に根付いている現実を知り、恩恵を受けている面もあることから、家庭でも基地反対と主
張できない沖縄の困難さを痛感する。
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18079
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新発田 大連軒~ある老舗食堂の歩み~
8分43秒
山川沙羅 亀山咲
柿田雄大 佐久間瑞希
敬和学園大学 |
大学がある新発田市内にはおいしい店が多いらしい。そこでルポを開始。飲食街で営業する老舗食堂“大連軒”を取材。この店は夫婦で営
んでいてチャーシュウラーメンが評判だ。60年の歴史があり、麺類全体が人気で、早速スタッフで食べて見た。餃子のプレゼントも付いて感
激。店の名前は修行した師が大連出身だったことから拝借したもの。客層が変わり、インターネットで知る客も多い。老齢化で店じまいを考え
ていると言う。
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18078
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ミントに吹く風
5分16秒
新井美納理 齋藤 みなみ 李 魁
敬和学園大学 新潟県 |
新潟県新発田市赤谷地区にある一軒のカフェが舞台。市の中心部から車で30分程の緑豊かな山の中にあり、芸術と自然を堪能できる店
“ギャラリー&カフェ
ミント”だ。店内には穏やかな時間が流れ、青々とした自然が一望できる。主人は町に生まれ育ち、自然に対するあこがれがあったという。看
板メニューはゆっ くり水出しするダッチアイスコーヒーとまろやかなチーズケーキ。お店のこだわりと魅力を店主と常連客に聞く。 |
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新発田商店街
歴史あるタオル屋のあゆみ
4分54秒
小林亮太、川村拓也、新垣裕太
敬和学園大学 |
新潟県の北側、阿賀北と呼ばれる地域では今でも中心となる商店街だ。しかし人口は減少、中心商店街にもシャッターが目立つ。商店街は
何を模索しているのだ ろうか。その中にある独特な佇まいの古山商店を訪問した。元々は呉服屋だったが、タオル販売に転業。名入れタオル
は利幅が大きいと言う。 長野冬季オリン
ピックでは儲けたようだ。現在、商店街の悩みは後継者不足と売り上げ不振だという。そのためにはどうしたらいいのだろうか。撮影は続く。
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18076
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一期一会
9分00秒
大隅楠夫 74歳 神奈川県
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作者は沖縄ケラマの阿嘉島に20年前から通っているダイバーだ。阿嘉島は第二次世界大戦で米軍が最初に上陸した島として知られてい
る。美しい豊かなケラマの海だが、珊瑚礁が大きな打撃を受けている。白骨化したサンゴは自然災害と人によるものだ。晴れた日に洞窟に差し
込む光のシャワーは素晴らしい。2年前にニタの洞窟でキンメモドキ大群に遭遇した。その素晴らしさに感動したが、その後何度通っても見か
けないのだ。
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18075
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中山隧道~手掘りトンネルに残るもの~
3分55秒
鳥海 楓 敬和学園大学
21歳 新潟県
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日本一長い手掘りトンネルと言われるのが、中山隧道だ。新潟中越地震で大きな被害を受け全村避難を強いられた旧山古志村にある。この
辺りは豪雪地帯で、冬になると陸の孤島になると言う。命や暮らしを守るため、隧道を掘ることになり、1933年から49年まで村人がつる
はしだけで922m掘抜いた。映画「ドキュメンタリー映画「掘るまいか」でも紹介された。現在は生活道路の役目を終え、史跡として公開さ
れている。
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18074
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井上 満 VS モール
13分35秒
井上 満 28歳 成安造形大学
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もともとラッピング用に使われていたモール。その特性を生かして、マスコットなどを作るのが「モールアー ト」という。2本の針金の
間に手を挟んでよじって創られる針金モール。この針金を使った人形づくりが作者の得意技だ。小学4年時モールと出会ってハマッタ作者は
これまで何を得たのか振り返ってみようとする自分史的作品。現在は映像やアニメーションを学んでいて、モールアートを駆使したアニメー
ションに挑んでいる。
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18073
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伝統医療師ンジコンジョ
19分59秒
小野ヒロフミ 43歳
名古屋大学大学院 愛知県
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アフリカ・カメルーン社会には古くから伝統医療が残っている。科学的な近代医療の病院は医者が足りず、設備も少ない、金額が高いこと
から、人々は伝統医療のまじないの力に頼っているリアリティを探ろうとした作品。フンバン市在住で人気のある伝統医療師ンジコンジョの元
を訪ね、寝泊まりしながらその活動を記録、更には作者自身も診療を受け、その力を体験する。科学的ではないが、治療は信じる人にとって重
要な意味を持つことがわかった。
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18072
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私は日本人です。
~鷹一さんと二人のお婆ちゃんの場合~
20分00秒
広島経済大学德永ゼミ基町班 広島県
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広島市の市営基町アパートに住む中国残留邦人とその家族を追う。ここには凡そ1,000人が暮らしているが,日本人でありながら,中
国語を話し,生活は中国流だ。彼らは日本生活に馴染めず、差別、孤立,疎外感、中国に戻るに戻れない葛藤を抱いている。孤児2世の松山鷹
一さんは中国では医師だったが、母国では医者になれず,今は老いた残留邦人たちの世話をしている。踊りが大好きな高橋勝子さんは実の母、
姉妹からも保証人を拒まれてしまった。一方川添端子さんは日本の高校を卒業し,日本が大好きになっていた。
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18071
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ふるさと~6年目の決断~
18分28秒
伊藤怜奈 上智大学水島ゼミ
21歳 東京都
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東日本大震災から6年。福島からの避難者はそれぞれの選択が迫られている。江東区の東雲住宅に住む一組の夫婦は南相馬の故郷で新たな
生活を始める決断をした。月に何度も通い、夫婦は生活を始める準備を始める。南相馬は放射能汚染と10メートルを超す津波で破壊した苦渋
の町だ。故郷は荒れ果て、季節も色も失い、誰もいなくなった。健康被害に不安を抱きながらもなぜこの地に帰ろうとするのだろうか。夫婦の
想いに作者は密着する。
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