エントリー番号 |
作品サムネイル |
作品名・時間・作者名・年齢・居住地 |
解
説 |
21015
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大輪にかける思い
〜花器の産地南るもい〜
19分54秒
有沢 準一 83歳 北海道
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留萌の地場産業を追う。夏が涼しい北海道の気候を利用して栽培されるのは観賞用の植物。その代表が「トルコギキョウ」最高グレードの
出荷基準が直径10センチ以上の大輪であるため、留萌産は道内外の市場で高い評価を得ている。ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国へも輸
出している。独自の花きづくくりに励む生産者と、後継者たち、それを応援している人たちなど町ぐるみでの活動を取材している。
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21014
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すさまじい破壊力!〜自然災害の脅威〜
19分59秒
有沢 準一 83歳 北海道
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突然自然災害が発生した際に備えるにはどうすればいいのか、探ろうとした。平成30年に起きた北海道胆振東部地震。山が崩れ、一瞬に
村が消えてしまった惨状に衝撃を受ける。液状化現象で家が傾いた札幌の知り合いの住宅を訪ねる。作者の地元留萌でも留萌南部地震や川の氾
濫で大きな被害を受けている。「自分の生命は自分で守る」しかないのだ。
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21013
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ザリガニ飼育とふ化の記録
12分08秒
兵頭 省三 81歳 愛媛県
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ザリガニ観察。平成30年7月愛媛県大洲市内を流れる肱川が氾濫、高崎さん宅の近くまで、濁流が押し寄せた。奥さんのたき江さんは家
のすぐ近くで、2匹のザリガニを捕獲。助けようという一心で、市の図書館から本を借りて飼育方法を調べる。餌を与え世話を続けると、3か
月後、ザリガニのお腹に卵を抱えているのを発見。その数300個。孵化が始まり、新しい命が誕生するシーンが見ものだ。
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21012
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友達になりたいが故に。
3分02秒
宮内 菜帆 17歳
埼玉県立芸術総合高等学校 埼玉県
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学園青春ホラードラマ。高校に入学し、隣の席の井上と友達になりたいと思っている川村。入学した時、井上が消しゴムを拾ってくれたか
らだという。川村の友達になりたいというしつこさは半端ではない。次第に過激になっていく。あきれ果てて友だちになると言ってしまう井
上。喜んだ川村は握手を求めるが、そのフェチぶりに呆れ、友達になることを断り、逃げさる井上だった。
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21011
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.17
5分07秒
三代 朋也 18歳
埼玉県立芸術総合高等学校 埼玉県
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17歳の自分を見つめる。「17歳は凄いですよ。子供でも大人でもありません。16歳はまだ知らないことだらけだし、18歳は少し大
人びているし、17は素数だし、孤独だし、今でしか考えられないことがたくさんある」17歳の今でしか考えられないこの想いは大人になっ
てしまったら消えてしまうのだろうか。「愛」と「哀」は同じ発音なのに意味が違うのは何故か。手描きアニメも織り込む表現も興味深い。
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21010
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といれおばけと決意の冬
5分04秒
穂苅真埼玉県立芸術総合高等学校 埼玉県
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ホラードラマ。学校のトイレで修業中の18年目のベテラントイレお化けの話だ。トイレに住み着いてトイレの掃除を秘かにしている。人
間にはその姿が見えない。後輩で4年目のトイレお化けがいるが、卒業(成仏)することにしたと報告を受ける。成仏など考えてもいなかった
彼は、次第に自分はどうするのか悩み始める。そして決意する。
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21009 |
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前髪と空模様ときみ
5分00秒
清水 陽香 17歳
埼玉県立芸術総合高等学校 埼玉県
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青春ドラマ。前髪が垂れている男子高校生の話。毎朝欠かさず見ている占いの結果が最下位だったその日は、授業に集中できず、案の定受
難が次々と起きてしまう。その中で、運を決めるのは自分の気持ちなのかもしれないと気付く。垂れがちな前髪を縛ると、気分が変わり、視線
を上げてみると、夕日の風景の美しさに感動するのであった。
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21008
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南沢あじさい山スケッチ
2分58秒
村井 正己 55歳 東京都
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6月、東京都あきる野市の北西にある南沢あじさい山を訪れた作者は、紫陽花が咲き乱れている光景に遭遇する。山の斜面が青や紫、ピン
クなどで染まる。この山は個人所有の山で、南沢忠一さんが一人で50年かけて1万株を植生したという。自然の森に紫陽花が大量に咲くとい
うのは全国でも珍しく、市の新たな観光資源として注目され、剪定(せんてい)作業や、紫陽花茶、ソフトクリーム発売など市民活動も活発な
ようだ。
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21007
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白萩のお寺
5分52秒
村井 正己 55歳 東京都
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東京都あきる野市にある大悲願寺に通い続ける。この寺は花の寺として知られ、中でも有名なのが白萩だ。白萩が満開を迎えるのは9月だ
が、4月から撮影を始めている。大悲願寺は歴史があり、仙台の宮城野萩とも縁があるらしい。戦国時代、伊達政宗の弟が住職をしていたこと
から、伊達政宗が寺を訪れ、白萩の見事さに惹かれ、白萩の株を所望したいという手紙が残されている。
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21006
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遠い日の母
16分00秒
川手 敦夫 62歳 山口県
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定年を迎える作者は、母と子のフィギアに感動し、これをもとに使ったジオラマ模型を制作する。
母を見上げる子供の表情から親子の深い愛を感じたのだ。思い出すのはふるさと山口で過ごした幼少期の家族との生活だ。自分と母の姿に置き換え、
自分の人生を振り返り、人生の目的を改めて考える。ジオラマの時代を昭和36年に設定し、夕暮時の自宅近くのバス停と小さな駅でのぬくも
り 空気感を表現しようとする。
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21005
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バカ笑いする女アドリブに弱い男
19分52秒
大川 晃弘 38歳 埼玉県
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完全リモート制作によるドラマ。オンラインお見合いを通じて出会った男と女。プロフィール写真と実物があまりにも違うため、
互いに微妙な第一印象を持ってしまう。男はアドリブに弱いし、女は高飛車なのだ。果たして二人は1度も直接会うことなく交際を進展させる事ができるか。
コロナ感染は男女の出会いや交際にも変化をもたらすのか世相が見える。
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21004
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SUMMER OF 2020半径500mの夏
7分43秒
ぼおりゅう♥りき 59歳 東京都
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東京都は3月末コロナの感染拡大により、「外出自粛」を要請。近所の散歩ぐらいできない悶々の日々が始まる。外出は半径500mが
やっとだ。 そこで、撮影できたのは、里芋の葉の水滴や闊歩するキジの姿。8月にやっと梅雨が晴れたが、今度は「猛暑」が襲う。
身近でありながら、今まで気づかなかった生き物や風景を記録する。
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21003
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4月。家にいよう。
8分8秒
永田 隆二 71歳 福岡県
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ドキュメンタリー。家族日記。作者が住む福岡もコロナ禍のため、出かけられない。そこで夫婦と犬2匹の生活を撮影。東京の子どもたち
に品不足のトイレットペーパー、ティッシュなどの物資を贈ろうと妻は必死。夫は庭の倉庫を片付け、思い出の品から夫婦の年月が甦る。この
日は夫の誕生日。妻からのサプライズプレゼントと娘夫婦からのLINEに喜ぶ。庭の記念の桜も咲き、コロナは休息を与えてくれたようだ。
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21002
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たぶん僕は幸せなんだと思う
12分33秒
繁田 健治 58歳 神奈川県
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恋愛ドラマ。「僕には誰もが持っている甘酸っぱい青春の記憶がない」と嘆く中年男。気が付けば女性に縁のないまま、中年になってし
まった。
楽しみといえば、ドーナッツを肴にビールを飲むこと。毎日いつもの時間にドーナッツを買いに行くうちに、女店員に気があると勘違いされ、
次第に彼女のリードで、好きでもないのに結婚してしまう展開。妻の偏愛で負傷するが、幸せなんだと男は納得する。
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21001
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東京、吐息、自死
19分35秒
堀井 彩 52歳 東京都
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スマホ撮影の実験ドキュメンタリードラマ。東京に出てきて10年たつが、私は何者にもなれなかったと嘆き、自殺を決意する女たち。
彼女たちはスマホを片手に思い出の東京を巡りながら、映像による遺書を紡ぐ。最後に東京タワーに辿り着く。階段を駆け上がると同じように
自殺しようとする女たちと遭遇する。作者が同じシナリオを3人の女性に渡し、自分のバックグランドで肉付けされたオムニバス構成。
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