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【月間セレクション】は、「入賞」ではなく、興味深い「注目の作品」として紹介しており ます。
TVF2016入賞作品=【TVF2016アワード】は全応募作品の中から選ばれ、40作品に決まりました。
(【ビデオ大賞】は「TVF2016アワード」の中から2月27日の公開審査会で決定します)


作品を視聴するには、「作品サムネイル」をクリックしてください。YouTubeで視聴できます。

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エントリー番号 作品サムネイル 作品名・時間・作者名・年齢・都道府県 解 説
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県境を越え 老人クラブ交流記
8分53秒
岡野重和   82歳 (石川県)
石川県白山市一木地区の老人クラブは、以前から隣の福井県福井市当郷地区の老人クラブと県境を越えて交流を続けている。2012年度 は白山側が福井市の一乗谷・朝倉遺跡を訪れ、復元された町並みや朝倉の館跡を案内して貰った。2013年度はお返しに福井市側を招いて石 川県立白山麓民俗資料館で交流会が行われた。お互いの文化を学びつつ、交流の輪が広がるのは有意義なことだ。
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いきいきワクワク あかねっ子
4分50秒
岡野重和   82歳 (石川県)
2013年あかね保育園が民営化され、新たにスタートした園の活動をまとめてみた。5月保育園の庭にJAの協力で、サツマイモが植え られた。収穫が楽しみ。7月近くの運動公園で夕べの集い。園生、保護者、地域が一体となって伝統芸能を演じる。9月枝豆の収穫体験。10 月サツマイモの収穫。皆で記念撮影。10月文化祭、1月老人会と昔の遊びを体験。
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津波が残した記憶 
~震災遺構と向き合う町~

19分40秒
北星学園大学ジャーナリズム研究会
(澤田紗季)   (21歳) (北海道)
地域の合意形成の難しさを証明したリポート。舞台は宮城県南三陸町。大震災で想定を遥かに超えた津波が町を襲った。町一の高さがある 「防災庁舎」の屋上避難所で大勢の職員が亡くなった。4年が過ぎ遺構の保存をめぐって賛否両輪。行政はダイレクトな話し合いを避け、町民 からパブリックコメントを回収して存続を決めたが、わだかまりは消えてはいない。
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RIDE on MY BACK
4分54秒
三重野広帆   22歳 (東京都)
青春ドラマ。彼には好きな女の子ができた。彼女の“自転車の後ろに乗せてくれる人は彼氏の最低条件”の一言に、彼は友達から秘密の特 訓を受ける。彼はまったく自転車に乗れなかったのだ。連日地面に転倒する日々が続く。努力の甲斐あって彼はマスターする。颯爽と彼女の前 に現れた彼は、後ろ座席に彼女をエスコートしようとするが。
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大魂込み(ウフマブイグミ
17分40秒
比嘉賢多   24歳 (東京都)
※Web公開不可なので紹介のみです。
戦後70年を記念して沖縄摩文仁で開催された美術展に制作された映像。この地で多くの尊い命が奪われたが、そのことを伝える戦争体験 者は誰もいなくなるだろう。亡くなった者の声を聞き取ろうとする気配のような映像だ。沖縄風土の持つエネルギーと平和への願いを織り交ぜ て表現したポエムアートである。
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KILIMANJARO
10分04秒
齊藤佳憲   16歳 (神奈川県)
昨年15歳の時、キリマンジェロ登山にトライしたが、高山病にかかり断念した。5,815m、マイナス14度、酸素48%の過酷さで ある。今年再挑戦した。前回のガイドとも再会し、励まされ、早朝暗闇の中、登山開始。山頂は見えるが果てしない。息切れと足がもつれる。 足が進まない。頂上に着いた興奮とガイドとのハグは忘れない。
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えかきやさん
8分47秒
宮島花実   17歳 (神奈川県)
好きだった絵を描くことも悩みだすことがある。何を描こうとするのだろうか。休日、自宅の自室で悩む女子高生。アイディアが浮かば ず、集中力が続かなくなり、ふて寝。夢にゴッホとミレー色彩論を解説する自分を見た。学校美術室で絵が本当に好きなのか分からなくなった と言うと、友人は公園に誘ってくれた。頭デッカチな自分を解放してくれたのだ。
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紫がつなぐ
12分13秒
埼玉県立川越高等学校放送部   
17歳 (埼玉県)
農家を営む大河内ただしさんの夢は大きい。枕草子や伊勢物語で知った“紫”の古代染めに挑戦してきた。清少納言はシラカシから紫を染 めたと書いているが,後世ではあり得ないとされている。数年の試行錯誤の末,カシワとシラカシの木から紫の色をつくることに成功する。次 の夢は古来種の紫草で紫を染めることだ。
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コハクチョウ・越冬地からの北帰行
9分10秒
石倉康雄   74歳 (埼玉県)
近くの沼でコハクチョウの撮影を始めてから、5シーズンを迎えた。2月を過ぎると越冬地の雰囲気が変わる。給仕用のパンを余り食べな くなり、沼の藻や浮き草を好んで食べるようになる。離陸には滑走が必要で、後ろから押して貰うものもいる。旅立ちも近いようだと構えてい たら、コハクチョウの北帰行は突然やって来た。
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小川町のベリカフェ
19分48秒
内田一夫   79歳 (埼玉県)
小川町駅近くにあるレストラン。特色の一つは主婦たちの運営していることだ。有機農業の先駆者金子美登氏の農薬を使わない農場から毎 朝入手した新鮮で、美味しい野菜を食材にしている。ところが主婦は忙しいので毎日勤務は難しい。曜日ごとに主婦店長とスタッフが入れ替わ り、得意メニューで勝負しているのだ。苦労しなくとも続けられる最上の方法だ。
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TIMO
5分00秒
香取 剛   (年齢不明) (東京都)
※Web公開不可なので紹介のみです。
ハワイの甥っ子のポートレートビデオ。幼い彼は恥ずかしがりや。プールやゴルフで楽しく遊ぶが、思い通りいかないと、泣く。そして暴 力に訴える。そして泣く。ドジをやって、座り込んだり、飽くなき欲求も強い。癖は鼻くそをペロンしてしまうことだ。美味しいのかな。作者 は純粋な人類の象徴として甥を観察する。もしかして自分も甥そっくりだったのか。
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安心して食べたい 
~伝えたい。福島県の水産の今~

15分22秒
西村晴子   43歳 (神奈川県)
原発事故以来、福島で取れた魚は食するのに安全なのか?その不安を取り払おうとするリポート。いわき市小名浜漁港ではセリ真っ最中の 市場に潜入。水揚げされた水産物の放射能測定の実際を取材。検査の一つはサンプリング調査。もう一つはモニタリング調査。第一原発湾内で は漁業禁止になっているが、不安は消えない。消費者の調査組織「うみラボ」も取材。
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MOKSHA
12分47秒
Jeff,hon-fan Kwok   29歳 (香港)
2014年9月から2ヶ月半の及ぶ、香港の中心部の大通りを学生たちが占拠するデモが行われた。選挙制度の民主化を訴えて、その数 10万人。警察が催涙弾を使ったことから支援する市民の怒りにも火がつき、各所に拡大し、市民生活にも影響が出る程だった。作品は学生た ちの平和的抗議を丹念に静的に描写している。静止した高速道路のテント村風景が凄い。
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夏葉原ラプソディー
19分25秒
長畑仙太郎   35歳 (北海道)
このパソコンショップには絶えず変った客がやって来て、むちゃくちゃな注文をする。店長代理は電気を信じないが、便利屋みたいに引き 受けてしまう。少女がカメラを持って来て、行方不明の父を捜してくれと頼み込む。代理が何気なく少女を撮影したら、少女はカメラに吸い込 まれてしまった。探しているうちに謎の組織に狙われるはめになる。
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本堂にソプラノの歌声ひびく
18分19秒
住田 勝   72歳 (埼玉県)
※Web公開不可なので紹介のみです。
坂戸市には江戸時代に建立された大智寺がある。大塚哲子さんはこの寺に嫁いだが、副住職だった夫が急逝し、夫の代わりに現在、寺の切 り盛りをしている。彼女は音大声楽科の卒業。教会風のアルミの本堂で音楽会が催され、大勢の市民が集まる。彼女のソプラノの歌声が響き渡 るのだ。御詠歌もプログラムにあり、音楽と仏教の融合が素敵だ。
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RJP  Radio Japan
20分00秒
佐藤えりか   24歳 (神奈川県)
CG映像とダンス、音楽など異なるメディアを駆使した「アートライブ」ハイパーミュージカル。映像と身体表現の探求がとても興味深 い。物語は、番組プロデューサーの男が占い師から余命わずかと死を宣告される。男は善行を施しながら自分の葬式をテーマとしたチャリ ティー番組を企画する。すると死相が取れ、AIKOと再会する。
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進化をなぞる 
ーニホンアカガエルの観察ー

14分55秒
谷口正治   65歳 (兵庫県)
※Web公開不可なので紹介のみです。
作者は理科を教える中学教師。日本アカガエルが受精し、オタマジャクシになることは知っていても、産卵の受精の現場や細胞分裂をきち んと見た中学生は少ない。教師は一人で凍てつく真夜中、ビデオカメラを抱えて近くの池で一晩かけて待ち続ける。そして受精卵も入手でき た。早速学校で生徒たちの観察が始まる。次第に細胞分裂していく過程が神秘的だ
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勝利への道 ~立川校バレー部の物語~
19分40秒
東京都立立川ろう学校高等部3年   
18歳 (東京都)
※Web公開不可なので紹介のみです。
ろう学校の生徒たちがつくったドラマ。それもスポーツ根性もの。「サインはV」を思い出す。弱小バレー部はメンバーが集まらず、仲間 を募るのも困難。こんな時新しく顧問が入った。高慢な態度の顧問に反発を感じた生徒たちはやる気を起こす。特訓を重ねたが、エースの手が 負傷した。そしてライバル高との試合は始まった。
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最強の武器
2分32秒
今野佑香   18歳 (神奈川県)
高校美術室での日課は石膏デッサン。モデルは「あばたのビィーナス」と呼ばれる“ラボルト”。「デッサン始めます」で描きだしたはい いが、巧く描けるもではない。極度の緊張はストレスを生み、“ラボルト”を破壊したくなる。地道なデッサン作業にはゆとりの“笑顔”が最 強なのだ。石膏像に投射したプロジェクションマッピングが興味深い。
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復興ねがって厄神舞
16分55秒
大野進二   74歳 (山口県)
2013年7月28日から降り出した雨は未曾有の大雨となり、山口市阿東地区吉部野集落では大雨が民家を襲い、水田は冠水し、米収穫 皆無の農家が続出した。せっかくの稲が立ち枯れてしまい,復旧に追われる日々となった。こうした中で、須賀神社の秋祭りの厄神舞の練習が 始まり、復興願う気持ちが一つになって賑やかにやり遂げることが出来たのだ。
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銃後の乙女と呼ばれて
10分00秒
鳥井孝紀   65歳 (東京都)
沖縄で少女が自決に使った手榴弾はもしかしたら自分が造ったものかもしれない、と故酒井千恵子著“田奈の森-学徒勤労動員の記”に惹 かれた作者は田奈の森を訪れる。森の中の弾薬倉庫の施設で13、14歳の女子生徒が砲弾製造の勤労を強いられたのだ。現在広大な遊び場 “子どもの国”になり、昔の悲哀を思い浮かべる人はいない。
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OTOKO80歳 横好き人生
11分06秒
木下三重子   75歳 (埼玉県)
夫80歳を記念して愛妻が制作したビデオ自分史。夫は子供の頃から絵に熱中し、勤務の傍ら団体美術展に出品し続けてきた。木村忠太に 出会い、作風ががらりと変わる。色感と感性豊かな反具象だ。次第に発想が柔軟に、絵の中で踊りだすことも。現在の師匠は4歳の孫。うまい という言葉より面白いをめざすご夫婦だ。
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母校は桜
18分00秒
柴口 勲   48歳 (山口県)
※Web公開不可なので紹介のみです。
山口県下関市桜山小学校の開学100周年記念につくられた。裏山に維新の志士たちが眠る桜山小学校。少年には施設にいる祖父に報告し たいことがあったが伝えられなかった。満開の桜の中でアルツハイマーの祖父がピアノを弾きだす。覚えているのは桜山小学校校歌。歌うこと でバラバラだった皆の心がつながっていく様がコンセプト。
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瓜二つ
14分10秒
山川智輝   21歳 (岐阜県)
※Web公開不可なので紹介のみです。
戦争の悲惨さを暗示させるドラマ。敵国で捕まることに怯え、生き延びた男はどう逃げ切れるのだろうか。男が民家の納屋に忍び込む。男 はよほど空腹だったのだろう。生のジャガイモを見つけ、水洗いしてかぶりつく。潜んでいるとこの家の主人が戻って来る。男は車輪の下で寝 てしまうが、主人は気付かない。瓜二つとは見分けがつかない芋野郎ということなのか。
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蘇れ森よ ~宮崎駿さんの挑戦~
13分50秒
筒井俊明   76歳 (埼玉県)
所沢市と東村山市にまたがる“淵の森”で毎朝ゴミ拾いをしているのがアニメ作家の宮崎駿さん。年に一度の下草刈り作業には大勢のボラ ンティアと一緒に行いながら、森を残すことの難しさ、素晴らしさを伝える。隣の狭山丘陵では民有地を買い上げるトトロの森運動を続けてお り、人間と生き物の共生の理念が伝わってくる。
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Endlager(最終処分場)
11分00秒
国本隆史   34歳 (ドイツ)
地球上の大量の放射能廃棄物は何処で処理されようとしているのか。既に埋められたドイツの村アッセでは、プルトニウムが地下750M に貯蔵されているが、地下水の浸水が生じていて、大規模な汚染が起きる可能性がある。一方福島第一原発放射能廃棄物が埋められようとして いる栃木県塩谷町を舞台に対比的に取材している。いずれも美しい風土だが。
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ペンギン王国の野望
7分18秒
田中 学   66歳 (埼玉県)
ペンギン王国をご存知か。松戸博士はペンギン語翻訳ソフト開発して、翻訳することに成功した。ペンギンの王様の散歩には大勢の人間ど もが集まって来る。地球の地軸が狂ってしまい、地球防衛軍が松戸博士に依頼し、シュークリームに似た念力発生装置を完成させた。そして念 力で風力発電を逆回転させ、地軸を修正してしまったのだ。
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わが家の宝 さとしばあちゃん
18分40秒
赤磐ビデオクラブ
(代表:西田将志) (78歳) (岡山県)
岡山在住の津下佐登志さんは103歳で逝去された。ひいおばあちゃんとしてのビデオアルバムで、96歳から99歳の白寿の会までの日 常を家族が撮影したものである。家業が農家でブドウの出荷、餅づくり、大山寺への参拝、骨折し入院手術。戦死した甥を思い出す。リハビリ で痛み無し。祝いの会ではしっかりと挨拶をされた。大事な宝の映像だ。
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高齢者の女子会
19分00秒
大田ヱミ子  76歳 (東京都)
ビデオの勉強会で知り合った女7人、平均年齢75歳の賑やかな女子会である。会場は石橋さん宅、そこで石橋サミット。テーブルに盛ら れた石橋さんの手料理は凄い。茗荷の酢漬けや栗の渋皮煮というのもある。ワインを片手に快食、快談。海外旅行などで入手した小物のプレゼ ントはさすが。病気と薬、スカイプと話題は続き女性パワー全開。
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波濤のかなたに 
~初めて重い口開く元動員学徒~

17分30秒
松田治三  79歳 (広島県)
回天は敗戦濃い太平洋戦争末期造られた特攻用の一人乗りの魚雷艇だ。全長15M。420艇造られ、兵士 145人が亡くなった。脱出の装置がない為,乗員の命はなかった。偶々回天の出撃を見送ったという元動員学徒の小松原さんは初めて重い口 を開けた。船上の18、19歳の兵士の姿が今でも焼き付いて離れない。70年後の港で当時を語る。

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